京都で年800棟の町屋が壊されているって本当?
こんちちは!Kです。
観光都市・京都で、年800棟の町屋が無くなっているそうです。
京都市内の新規開業予定の施設数は6,626室/46施設(同12.8%増)。
それらが誕生する一方、同時に800棟の町屋が壊されているという事実があるのです。
(2019年8月現在 メトロエンジンリサーチ提供データ)
何より私が京都を好きな理由は、いにしえの街並みを歩けること。
百年程度では伝統とは言わせないほどの町屋がそこらじゅうにあり、
近代的な街では到底味わえない歴史を感じて、
土地への没入感が得られることです。
20年で1.6万軒の町屋が消滅
京都観光の大きなファクターでもある、町屋が減り、街並みが失われ、
代わりにコンクリートやハウスメーカーの建物が増え、新しいホテルも開業…。
最近は景観の邪魔にならないような店舗デザインや規制も多くなっていますが、
何か違和感があります。
日本最大のテーマーパークは東京舞浜夢の国でも大阪Uシティでもなく、京都や高野山などの街そのものです。そんななか、町屋が減っていくのは、あたかもアトラクションがクローズしていくような感じがします。
20年後の京都はどうなっているのでしょう?
このペースでいけば800軒×20年。1.6万軒の町屋が姿を消すことになります。(そんなにあるのか?)
町屋はスイートルーム
観光産業にかかわる以上、そうならないことを祈りますが、
日本文化に興味がある外国人にとっては、ゴージャスなファイブスターホテルの客室より、町屋はスイートルーム以上の価値があるのではないでしょうか。
その昔、海産物を根こそぎ乱獲していた漁業が、今は山を育て、水を育てるように変わったように、町屋のある京都を維持できるような仕掛けを行政や観光業界が作り、それを持続可能で発展できるビジネスに育てて欲しいと願います。
たまに行く温泉地で、風情のある建物の裏が、超近代的なマンションとか旅館とは萎えますし、ガッカリします。
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株式会社八清さん
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