Apr.28.2020

Creative

NEW NORMAL・新しい生活様式

こんばんは、Kです。

今回のコロナ禍は、生き方、考え方、価値観を変えるチャンスでもあり、次の世代へバトンを渡すため、社会に与えられた課題だと思います。

 

特にコロナ禍で定着しつつあるテレワークは、25%の人が行っているというデータがあるそうです。

 

看護師や販売など人と接する仕事の方も多く、営業で走り回っている人も含めてなので、決して低くないと思う数字。

 

まして我々コンピュータで仕事をする人にとっては、もっと多くの人がテレワークしているでしょうし、その前から当たり前であった会社も少なくないかと思います。

 

弊社も一部テレワークを採用し改善点もありながら運用を開始。すでに数か月が経過しております。

 

従業員にアンケートした結果、そのメリットは「通勤不要」という回答が44%でトップでした。
また同時に「運動不足を懸念する」という回答が40%強ありました。
そしてテレワークの効率性については、55%以上が「何とも言えない」という結果でした。

 

理想的な働き方には、オフィスとテレワークのバランスが取れている状態が必要だと感じています。
一日の勤務時間を自由に分割できることで、自由に体を動かしたり、子供の送迎のほか家事をしたりできる、フレキシブルな働き方の環境づくりが必要だと感じています。

 

実際にテレワークを実行してみた感想をあげると、肝心の「業務効率」に関しては、55%の人が「何とも言えない」と言っているように、仕事自体の効率は、オフィスで共に働く方が効率が良いという体感しているのだと思います。
一定の作業や仕事量が決まっているいわゆる「ルーティン」といったものは、テレワークが向いているでしょう。
しかし、クリエイティブな業務や人と接することで得る仕事は、テレワークでは断然効率が落ちています。
さらに、人と話して「発想し、ひらめく」ことが得意な人や、「新しい仕事」「人を育てる」ことは、まだ対応できていません。
今後は時間や地理的な概念をなくし、終われば帰るスタイル…つまり成果重視のスタイルが有効的で、「時間という概念」を抜き去る「就業規則」を練りたいと思っています。

加えて、テレワークは大きな組織においては、本質的な成果を生み出さない人たちを淘汰する好機でもあります。
人単体での成果が発揮されやすいので、成果重視のボトムアップ型の企業には最適かと思います。

 

もうひとつ言えば、テレワーク上では部長もいちスタッフも“同じ声の大きさ”になり、ひそひそ話しや耳打ちができません。
日本人が大好きな根回しは丸聞こえです。さらに言えば会議に必ずいる「おべんちゃらやお世辞しか言わない人」は成果を上げるには、他の方法が必要かも知れません。仕事調整型から成果重視型への脱皮ができる転換期になるチャンスでです。
 

今、アフターコロナの「NEW NORMAL」を考えるにあたり、「無駄な時間」が実に多かった事に気づかされます。
もっと自由でもっと効率よく、仕事も子供との時間も両立できる世界はそこまで来ていると感じます。

ただそこには大きな障害もあるので、若い世代にバトンをつないでいきたいと考えています。

 

この先、弊社のような大阪の小企業も他の地域で事務所を持つことなく各地で従業員を雇えることになります。
いわゆる「旅しながら生きる」こともそんなに難しくありません。
数年後地方のホテルや旅館は、テレワークのビジネスマンで溢れているかもしれませんし、旅館やホテルの出身者が、WEBサイトを作ってるかもしれません。