Jun.05.2023

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国宝 奈良薬師寺の東塔をご存じですか?

こんにちは。担当者16です。
 
薬師寺東塔は、奈良県奈良市にある薬師寺の東側に位置する建造物です。以下に詳細な情報をご紹介します。
 
【建築の歴史】
薬師寺東塔は、薬師寺が創建された当初から存在しており、平城京(奈良時代の首都)最古の建造物の一つです。東塔は三重塔の形態を持ち、屋根は6層になっています。建築当時から現存している数少ない建造物であり、その歴史的な価値は非常に高いものとされています。
 
【建築様式と特徴】
薬師寺東塔は、伽藍の中で唯一の三重塔として知られています。三重塔は日本の仏教建築において最も格式の高い形態の一つであり、その存在感と美しさは際立っています。東塔の屋根は6層構造であり、大小の屋根が重なり合っています。この屋根の形状が織り成すバランスは、まるで「凍れる音楽」のように美しいと称されています。
 
【修理と保存】
薬師寺東塔は、平成21年(2009年)から史上初の全面解体修理が行われました。解体修理の目的は、建物の安定性や保存状態の確認、修復などです。令和3年2月15日に修理が完了し、保存状態を良好な状態で維持するための対策が施されました。これにより、後世に伝えられるべき文化財としての価値を守りつつ、薬師寺東塔がさらなる歴史を紡いでいくことが期待されています。
 
薬師寺東塔は、その古代の歴史と美しい姿で多くの人々を魅了しています。訪れる際には、建物の歴史的価値や建築様式の魅力を感じながら、心静かに鑑賞してみてください。
 
※画像はイメージです