Jun.16.2023

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ミステリー⁉ 奈良 飛鳥の石造物

こんにちは。担当者16です。
 
奈良県の飛鳥には、まるで石の彫刻が踊っているかのような神秘的な石造物があります。
まず目に留まるのは、石舞台古墳です。
石舞台古墳は、飛鳥時代(6世紀)に築かれた円墳で、全国的にも珍しい石槨(せっこう)式の古墳です。直径約30メートルの円形の基壇に石材を積み重ねて造られており、その姿から「石舞台」と呼ばれています。
 
さらに、飛鳥の地には奇岩もたくさん存在します。その中でも「亀石」は、亀の背中のような形状をした大きな岩で、風化によって亀の甲羅のような模様が浮かび上がっています。古くから風水や信仰の対象とされ、神聖な存在として崇められてきました。
 
そして、石造物の中には猿の姿が刻まれたものもあります。猿石と呼ばれるこれらの石は、人間の姿を持った猿の像が刻まれた巨大な石です。この石は、祈祷や儀式に使用されたと考えられており、飛鳥時代の宗教的な信仰や文化を伝える貴重な遺跡として注目されています。
 
これらの石造物は、飛鳥時代の文化や宗教の背景を伝える重要な遺跡として、多くの人々に訪れる場所となっています。飛鳥資料館では、様々な石造物のレプリカが展示されており、その歴史や背景について学ぶことができます。飛鳥の石造物を訪れることで、古代の文化と美を感じることができるでしょう。
 
※画像はイメージです